仕事+遊び+沈黙+屑運+我刃+淫夢=女神問弧印 Travail + Jeu + Silence

私は何も分からない。 朝の光も分からなければ、夜の闇も分からない。 空の青さも分からなければ、めがとんこいんの重さも分からない。 しかし何をやるべきかは分かっている。

カテゴリ: 宗教



キェルケゴールの日記 哲学と信仰のあいだ
セーレン・キェルケゴール
講談社
2016-04-15




劇場が火事となる
道化が叫ぶ
観客は大笑いする
道化が更に叫ぶ
観客は拍手する


こんなふうにして、世界は終わる

人類が滅びるのは勝手だが、

他の生物を巻き込まないでどうぞ


誰もが、多くのことを知っている。どの道を歩むべきかということも、歩むにはどれだけの数の道があるかということも、我々はみな知っている。しかし、誰一人として実際に歩もうとする者はいない。


公衆は一切であって無である。あらゆる勢力のうちで最も危険なもの、そして最も無意味なものである。


セーレン・キェルケゴール、デンマークの哲学者です。
キェルケゴールは、イエス・キリストが亡くなる34歳で、
自らも死ぬと、勝手に妄想していました。妄想は妄想だから。

キェルケゴールは初期の著作の殆どを、仮の名前を使って発表していました。
その仮の名前の著者に対して、自らコメントをするという、あのさあ。
一人芝居は楽しいからね、しょうがないね。


当時の、デンマークでは、ヘーゲルの思想が流行していました。
ヘーゲルは、著名なドイツの哲学者でして、ヘーゲル派という一大派閥を構築します。
ヘーゲルは、世界や歴史全体を記述しようとします。

それに対して、キェルケゴールは、反論します。
人間の生には、各々、世界や歴史には還元できない固有の本質がある。

カール・マルクスや、アルトゥル・ショーペンハウアーや、ヤーコブ・ブルクハルトも、
ヘーゲルに反論するのですが、それはまた別の機会に。


死に至る病、死の前には、全てが無力である。
偉大なる思想や、崇高なる理想や、秀麗な芸術や、神聖な音楽や、純愛ほもびでおであろうと。
(ほもびでおに、何の力があるんですかね)

そして、キリスト教の信じることにより救われるという信仰を否定し、
神による救済の可能性のみが信じられることを訴えます。


Life can only be understood backwards; but it must be lived forwards.


The tyrant dies and his rule is over; the martyr dies and his rule begins.


A son is a mirror in which the father sees himself reflected, and the father is a mirror in which the son sees himself as he will be in the future.


The truth is a trap: you can not get it without it getting you; you cannot get the truth by capturing it, only by its capturing you.


The question is asked in ignorance, by one who does not even know what can have led him to ask it.


I must find a truth that is true for me.


The Sophist demonstrates that everything is true and nothing is true.


Death cannot explain itself. The earnestness consists precisely in this, that the observer must explain it to himself.


God creates out of nothing. Wonderful you say. Yes, to be sure, but He does what is still more wonderful: He makes saints out of sinners.


How absurd men are! They never use the liberties they have, they demand those they do not have. They have freedom of thought, they demand freedom of speech.


Most men pursue pleasure with such breathless haste that they hurry past it.


The truth is a trap: you can not get it without it getting you; you cannot get the truth by capturing it, only by its capturing you.


Philosophy cannot and should not give faith, but it should understand itself and know what it has to offer and take nothing away, and least of all should fool people out of something as if it were nothing.


A fire broke out backstage in a theatre. The clown came out to warn the public; they thought it was a joke and applauded. He repeated it; the acclaim was even greater. I think that's just how the world will come to an end: to the general applause of wits who believe it's a joke.

キリストにならいて (岩波文庫)
トマス・ア・ケンピス
岩波書店
1960-05-25



目に見えるものを愛しないよう努め、 目に見えないものに心を向けるよう努めなさい。 なぜなら、自分自身の肉体的な欲望に従う者は、 良心にしみをつけ、神の恵みを壊してしまうからです。


私がこの世のことをすべて知っていたとしても、愛がなかったら、 私の行ないを裁く神の前で、その知識が何の益になるでしょう。


心を鎮め、心を単純にすればするほど、 崇高なものごとを易しく理解することができます。 なぜならそのような人は、理解のための光を天から受けるからです。


私たちはすべての人を愛さなければなりません。 しかし、すべての人と親しく交わるのは得策ではありません。


もし人が真の愛の輝きを持たないのなら、地上の全てのものは まったくむなしいと、確かに感じることでしょう。


あなたは仕えるためにやって来たのです。治めるためではありません。


沈黙と静けさのなかで、敬虔な魂は徳を高め、 御言葉の隠された真理を学びます。 そこでその人は夜ごとに自らを洗い清める涙の洪水を経験します。


ですから、何をするときでも、何を考えるときでも、 あたかも今日という日に自分が死ぬかのように振る舞いなさい。 もしあなたが正しい良心を持っているなら、死をそれほどは恐れないでしょう。 死を恐れるよりも、罪を避ける方が良いことです。


心の底から神を愛する人は、 死を畏れず、罰や、裁きや、地獄を恐れません。 なぜなら完全な愛が神との結びつきを保証するからです。

ヨハネによる福音書―私訳と解説
宮平 望
新教出版社
2010-03T



昼間あるけば、人はつまずくことはない。この世の光を見ているからである。しかし、夜あるけば、つまずく。その人のうちに、光がないからである。


わたしがきたのは、この世をさばくためではなく、この世を救うためである。


真理とは何か。


あなたがたがゆるす罪は、だれの罪でもゆるされ、あなたがたがゆるさずにおく罪は、そのまま残るであろう。

ルカによる福音書 (現代聖書注解スタディ版)
T.W.ウォーカー
日本キリスト教団出版局
2009-07-25



求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。


ただ、内側にあるものをきよめなさい。そうすれば、いっさいがあなたがたにとって、清いものとなる。


わたしはこの人になんの罪もみとめない。


父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです。

マルコによる福音書 (現代聖書注解)
L. ウィリアムソン
日本キリスト教団出版局
2006-07T



預言者は、自分の郷里、親族、家以外では、どこででも敬われないことはない。


目があっても見えないのか。耳があっても聞えないのか。


人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。


わたしがあなたがたに言うこの言葉は、すべての人々に言うのである。

このページのトップヘ